感染対策施しレッスン再開 那覇市のNSバレエアカデミー


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稽古が再開し、指導にあたるNSバレエアカデミーの長崎真湖代表(右)と稽古に励むジュニア・シニア・アドヴァンスクラスの生徒ら=20日、那覇市安謝

 那覇市のNSバレエアカデミー(長崎真湖代表)は20日、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため自粛していた教室を約1カ月ぶりに再開し稽古を始めた。「3密」を避け、検温や消毒など感染予防対策を行い、新たな方針で教室を再開した長崎代表は「生徒の顔が見られてほっとした。きらきら目を輝かせて来てくれたので良かった」と安心した様子で話した。

 学校の休校を受け教室は3月4日~同15日、4月7日から5月19日まで閉鎖した。休みの期間中は教室の公式ラインからレッスン動画を投稿し生徒と交流を続けた。「動画は繰り返し自分の好きな時間に見られる。レッスンを受けられないことで生徒同士に差が出てきてほしくなかった」と自粛中の活動を振り返った。

 教室再開に向けて感染予防対策を講師らで話し合った。クラスの入れ替え時間を30分設け、消毒や換気を徹底した。密集を避けるため、レッスンは2階と3階のフロアを使用。レッスン着の事前着用や飲料水の持参もお願いした。8月に開催を予定している発表会やコンクールに向けて、短時間で集中して挑んでいく。

 長崎代表は「自粛で稽古ができる幸せをみんなが感じている。生徒や保護者と協力し合い、発表会やコンクールでパワーを出して伝えていきたい」と一歩を踏み出した。