琉球放送3月期決算は減収減益 小禄邦男氏が取締役退任


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小禄邦男氏

 琉球放送(RBC、中村一彦社長)は26日、2020年3月期決算を発表した。売上高は前期比2・7%減の66億5100万円、経常利益が同10・9%減の6億9700万円、純利益が同35・8%減の5億4900万円と減収減益だった。テレビ放送収入が減少したほか、新型コロナウイルス感染症の影響による大型イベント中止が響いた。

 同日の決算取締役会で取締役最高顧問の小禄邦男氏(84)の取締役退任が承認された。6月19日に開催する株主総会で正式決定する。
 小禄氏は1960年に入社し75年に取締役に就任、82年から97年まで社長、97年から2011年まで会長を務めた。1990年に沖縄と全国の財界人で沖縄経済の振興について提言する「沖縄懇話会」を立ち上げた。