旗+看板=持ち運び簡単「旗看」 沖縄市の2人が特許出願


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「旗看」を制作し、特許出願中の宜志政光さん(右)と玉城たず子さん=23日、沖縄市

 【沖縄】宜志政光さん(85)と友人の玉城たず子さん(61)=いずれも沖縄市=がこのほど、手軽に持ち運び可能な看板を制作し「旗看(はたかん)」の名称で特許庁に出願した。宜志さんは「看板とのぼり旗の機能を兼ね備えた発明品だ」と胸を張る。

 旗看は高さ約180センチあるが、柄を折りたたむと、約120センチにまで縮められる。担ぐ際、肩に負担をかけないよう肩当ても取り付けた。旗の部分はベニヤ板を使っているため、裏側が透けないのも特徴。今回「さよならコロナ」「STAY HOME」と呼び掛ける字を入れた。

 玉城さんは特許出願に関する調べ物を手伝った。アピールポイントは「安定感があるところ」と話した。宜志さんは「精いっぱい頑張った。特許が通ってほしいという気持ちでいっぱいだ」と語った。2人は特許が取得できれば、商品化も視野に入れている。