全戦没者追悼式 「従来通りの広場で」開催求め、署名活動


この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
糸満市摩文仁の平和祈念公園にある「平和の火」

 「沖縄全戦没者追悼式のあり方を考える県民の会」は、同追悼式の会場を従来通り式典広場にすることなどを求めるインターネット上での署名活動を、27日午後11時59分から開始した。28日午後6時時点で賛同者133人の署名が集まった。

 インターネット上の署名活動などをまとめたサイト「Change.org(チェンジ・ドット・オーグ)」で署名を集める。同会が6月1日に県へ要請する際に署名を提出し、その後も継続する予定だ。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のために同追悼式の規模を縮小し、国立沖縄戦没者墓苑に変更すると発表した県に再考を求めて、有識者らが同会を発足した。同会事務局を務める知念ウシさんは「国立戦没者墓苑を大事にする人の声も、国立墓苑での追悼式に違和感がある人の声も、両方とも大事だ。どの考えの人も参加できるのが平和の礎近くの広場だと思う」と話した。