那覇市役所や沖縄県議会棟、デパートリウボウなどが面する県道39号で28日午前、道路の車線を引き直す作業が行われ、本来は「白線」にする部分で、業者が誤って黄色の線を引いた。黄色の実線は車線変更が禁止される道路表示の一つで、県警や県公安委員会の手続きを経なければ変更できないが、県警も知らないうちに誤って引かれていた。本紙の指摘で業者のミスが判明し、約5時間後の午後3時には正しい白線が引き直された。
県道39号は那覇バスターミナルを起点に、県庁前交差点や国際通りから安里三差路に至る。交通量が多い道路だが、「前回はいつ車線を引いたのか分からない」(県南部土木事務所の担当者)状況だった。2015年時点で既に車線は薄く見えづらくなり、市民から整備を急ぐよう指摘する声が上がっていた。
県の担当者は「業者が勘違いし、現場で確認した県職員も見逃してしまった」と陳謝した。