社会

専門家「一度は封じ込め」 検査減少、警戒呼び掛け コロナ感染 1ヵ月ゼロ

 沖縄県内の新型コロナウイルス感染者が、1カ月連続でゼロとなった。県立中部病院の高山義浩医師は「いったん封じ込めたと言えるだろう」と現状を分析する。一方で3月末から4月にかけて第1波を捉えたときと比べて、最近はPCR検査件数が明らかに減っているという。

 北九州市では新型コロナの感染確認が相次ぎ「第2波」への懸念が高まっている。二つの医療機関でクラスター(感染者集団)が発生するなど、市民に感染が広がる。高山医師は、医師が疑いを持って検査を行わなければ「市内で同時多発的に(感染が)起こっていても、覚知(かくち)が遅れる可能性がある」とし、北九州の教訓を踏まえた対応をとる必要があるとする。具体的には「渡航歴や渡航者との接触のある県民に症状を認めているときは、積極的に検査を行うことが推奨されている」と述べた。

 今後について、高山医師は「全国では感染がくすぶっており、第2波が疑われる状況も起きている。こうした状態がしばらく続くという前提のもとに、警戒感を持って臨むしかない」と話す。

 県民が流行地域への不要不急の渡航を控えることや、県外へ行って帰ってきた後、14日以内に発熱したり、家族に発熱があったりした場合は「『もしかしたらコロナを持って帰ってきてしまったかも』という認識で相談してほしい。早めに疑って検査を受けることが重要だ」と呼び掛けた。



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