新型コロナウイルスの感染拡大影響で4月19日から臨時休園していた首里城公園は1日、正殿の遺構などがある有料区域を除いて約1カ月半ぶりに公開を再開した。同日午前は地元の人らが訪れて園内を散策し、昨年10月に焼失した正殿の遺構などを感慨深げに見詰めた。
散歩で訪れた石島繁(67)さんは「今日から開いてるとは思わなかった。焼け跡などを見に行きたい」と話した。浦添市から親子で訪れた新里卓也さん(38)さんは、焼失した正殿を見て「首里城は観光地の一つだと思っていたが、沖縄の人にとっては、とても大切な場所と改めて実感した」と話した。【琉球新報電子版】