沖縄県は1日、新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込んだ県内観光業の早期回復を図ろうと、「おきなわ彩発見キャンペーン」の実施を発表した。
旅行代理店などが県民向けに販売する旅行商品の一部代金を県が補助する。県民の県内旅行需要を喚起することが目的。同日、県庁で富川盛武副知事や旅行業関係者が記者会見を開いた。
6月5日~7月30日までの、宿泊を伴う旅行が対象。1人当たりの補助額は、旅行代金が3万円以上なら1万5千円、2万~3万円は1万円、1万~2万円は5千円、6千~1万円は3千円となる。
県は予算に、5億円の補助金と委託金を用意している。予算が底をついた場合には、予算を補充して対応するという。
富川副知事は「1日でも早く観光立県沖縄を取り戻す」と話した。
同キャンペーン事務局の沖縄観光コンベンションビューローの下地芳郎会長は、「この機会に周辺離島など普段なかなかいけない島に足を運んでもらえれば。県内各地でのんびりと過ごしてほしい」と呼び掛けた。
利用者向けのサイトは6月5日に開設する。