新型コロナで男性死亡、沖縄県内7人目 新規感染者はゼロ 知事「引き続き慎重な対応を」


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 沖縄県は3日、新型コロナウイルスに感染し、県内の医療機関に入院していた那覇市の80代男性が2日に死亡したと発表した。県内での死者は7人目。

 玉城デニー知事は記者会見を開き「(新規感染者の)キープゼロが続く沖縄県としても、現在は全く予断を許さない状況と認識している。引き続き慎重な対応をお願いする」と述べた。県民と事業者に対し、今月18日までの東京都など6都道県との往来自粛を求めたほか、改めて感染予防対策の徹底を呼び掛けた。

 県によると死亡した男性は、4月11日に症状が出て13日に入院し、14日にPCR検査で陽性が確認された。5月に入って重症化したという。糖尿病などの持病があった。詳細な死因や感染経路は調査中。

 県は3日、新型コロナのPCR検査を8人に実施した結果、感染者は確認されなかったと発表した。県内で新規感染者ゼロは34日連続となる。3日現在、新型コロナで入院中の患者は再陽性となった2人で、うち重症者は80代男性1人。県関係の感染者は143人。

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