AIが市民の質問に答えます うるま市の住民票業務など 職員負担減へ実験


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市民からの質問に人工知能(AI)が自動で回答する、うるま市の「チャットボット」

 【うるま】うるま市は4月から、市民課の窓口業務について市民からの質問に人工知能(AI)が自動で回答する「チャットボット」の実証実験を始めている。市のホームページや公式LINEから24時間利用でき、手続きに必要な書類をチャットボットで事前に確認すれば、窓口での待ち時間が短縮され、市役所での「密状態」回避にもつながる。窓口対応に当たる職員の業務効率化や負担軽減も目的の一つ。

 現在回答できる分野は住民票や所得証明書の発行についての質問や、パスポート、引っ越し手続きについて。チャットボットは市民の利用に応じて学習し、回答できる分野が広がったり回答の精度が上がったりする。実験期間は9月末まで。