10月10、11の両日に予定される「那覇大綱挽(ひき)まつり」について、実行委員会の幹事会は3日、新型コロナウイルス感染防止のために中止する方針を固めた。同日、実行委を構成する20団体に中止を諮る文書を送った。過半数の賛同を得た上で、実行委会長の城間幹子市長が6月第3週に中止を発表する予定。
幹事は那覇大綱挽保存会、那覇市、市観光協会、琉球放送。市の担当者は中止の理由について「(大綱挽の性質上)密集、密接が避けられない」と話した。当初は6月第3週に実行委の総会を持つ予定だったが、三密を避けるため書面での表決に変更した。
戦後の那覇大綱挽では、昭和天皇が重体となり開催を自粛した1988年以来、2回目の中止となる。