2度目の挑戦で初当選 那覇市・南部離島区の仲村家治さん「国と市町村のパイプ役に」 県議選


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支持者と万歳三唱で初当選を喜ぶ仲村家治さん(中央)=8日午前0時26分、那覇市宇栄原の選挙事務所

 激戦となった那覇市・南部離島区で初当選した新人の仲村家治さん(58)=自民。次点で涙をのんだ2016年の県議選に続く挑戦だった。「コロナで疲弊した県経済の立て直しを急ぐ」と決意した。

 自転車で地域を回り支持を訴えた。約1カ月で約750キロの距離を走破した。落選後の18年には、元衆院議員の父、正治さんを亡くした。失意からの復活に姉の幸枝さん(65)は「悔しい気持ちを晴らせた」と声を弾ませた。那覇市副市長を務めるなど行政経験は豊富。「国と市町村のパイプ役として地域の期待に応えたい」と抱負を述べた。