県議選 前回の惜敗胸に初当選 沖縄市区の小渡良太郎さん感涙


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当選が決まり、笑顔で勝利のだるまを掲げる小渡良太郎さん(左)=7日午後10時50分ごろ、沖縄市泡瀬の選挙事務所

 前回の惜敗を胸に、2度目の県議選に挑んだ元沖縄市議で新人の小渡良太郎さん(40)=自民。市議や地元有力企業の協力を得て、初当選をつかみ取った。

 当選が決まった瞬間、顔をくしゃくしゃにしながら支持者や家族らと手を取り合い、喜びを分かち合った。

 選挙戦では新型コロナウイルスへの対策を取りながら、市内全域でスポット演説を実施した。地盤の市泡瀬で票固めを図ったほか、子育て世代など若年層の取り込みにも注力した。

 出陣式では両親からたすきを掛けられ、決意と感謝の気持ちがあふれて男泣きした。「支援してくれた皆さんに恩返しをする」。親族に元衆院議員の小渡三郎さん、父に元県議会議員の小渡亨さんを持つ、政治一家のホープだ。

 経済振興や県民生活安定のための、中長期的な支援制度の充実に向け汗を流すことを誓った。