八重山地方で大雨、1時間122ミリ 「50年に一度」警戒呼び掛け


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豪雨で氾濫した轟川の周辺=8日午前10時すぎ、石垣市(読者提供)

 八重山地方は8日、梅雨前線や湿った空気の影響で、猛烈な雨が降った。沖縄県石垣市登野城では午前9時20分までの1時間に122・5ミリ、竹富町大原でも午前9時1分までの1時間に97・5ミリを記録し、6月の観測史上最大の降水量となった。気象庁は石垣島に「50年に一度」の記録的な大雨情報を発表した。

 大雨の影響で石垣市の轟川が氾濫した。石垣市防災危機管理課によると、石垣市で冠水7件、床上浸水5件、床下浸水7件の報告があった。人的な被害は確認されなかった。気象庁は、八重山地方で9日明け方まで土砂災害に厳重に警戒するよう呼び掛けている。沖縄本島地方と宮古島地方では、9日にかけて警報級の大雨となる恐れがある。