社大・大城委員長辞任へ「刷新すべき」 県議選落選で政界引退表明


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大城一馬氏

 7日投開票の県議選で落選し政界からの引退を表明した社大党委員長の大城一馬氏(72)=島尻・南城市区=は8日、月内にも臨時の執行委員会を開き、委員長を辞任する考えを示した。本紙の取材に答えた。

 大城氏は「委員長職は現職が鉄則だ。社大党は今年で結党70年を迎えるため、新しい委員長に刷新すべきだ」と語った。後任の委員長には、当山勝利副委員長(57)か比嘉京子委員長代行(69)のどちらかが就任する見通し。大城氏は1972年に与那原町議選に初当選。町議を5期務め、1992年に県議選初当選し、現在6期目。

 社大党は、地域政党として沖縄の革新共闘のつなぎ役を担ってきた。参院選沖縄選挙区の議席を「平和の一議席」として社大党が擁立する候補者を野党各党が支援し国政に送り出す態勢を取ってきた。昨年7月の参院選では琉球大名誉教授の高良鉄美氏を擁立し、当選に導いた。現在、高良氏は党の相談役に就いている。