タマンやガーラ釣りを中心に実績のあるチームdeffの糸満隆児さん。6月5日から2泊3日の予定でチームのメンバーと伊是名島へ遠征した。島に到着して夕方から仲間3人で伊是名漁港のひな壇ポイントでイカを餌に竿(さお)を出した。
満潮から下げ潮になった午後8時に糸満さんの竿が海に向かって突き刺さったように曲がり、きつめにドラグを締めたリールから道糸が引き出された。急いで竿を取りファイト開始。針に掛かった魚は必死の抵抗で走り回ったが強引にリールを巻いた。2分ほどで手前まで寄せることができたが、手前に来て最後の抵抗を見せた。竿を立てて応戦すると、70センチのタマンの姿を確認。堤防に引き上げると70センチ・4キロの大物だった。
喜んでいるのもつかの間、もう1本の竿も海に向かって大きく曲がった。手前まで抵抗を見せた大物だったが、3分ほどで引き上げに成功。これが今回の遠征で最大の72センチ、4・5キロの大物で、同行したメンバーからも祝福された。その後も午後9時までの短時間に65センチと62センチ、60センチのタマンが3連続ヒットし、絶好調で初日の釣りを終了した。
翌日も大漁を期待したが、雷雨のために竿が出せず2泊3日の伊是名遠征を終了した。自然豊かな伊是名島だが、ごみは必ず持ち帰るなどマナーを守って、子や孫の代までその豊かな自然をつなげたい。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)