県工事、78%執行が目標 コロナの影響で引き上げ


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 県財政課は2020年度に県が実施する公共事業のうち、78・2%を上半期で執行する目標を2日、発表した。前年の目標値に比べて1・1%減となった。

 同課によると、3年前ほどから前倒しで、公共事業の契約の8割を上半期で結ぶよう目指してきたという。

 一方、20年度は「新型コロナウイルス感染症の拡大で先行きが見通せないため、執行率を引き下げた」と説明した。

 20年度の公共事業施行計画の予算総額は約1468億円で、上半期は約1147億円の執行を予定している。上半期の執行予算は、土木建築部が約516億円で最も高く、農林水産部が約240億円、企業局が約136億円と続く。

 19年度上半期の執行目標は約1160億円(79・3%)で、実績は約1031億円(72・1%)だった。年間を通じた施工額は約1311億円(90・8%)だった。