「信頼関係なくなった」 会派おきなわが与党代表者会議不参加へ


この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
沖縄県議会

 県議会与党会派のおきなわ(赤嶺昇代表)は17日、当面の間、与党の代表者会議に出席しない意向を表明した。

 赤嶺代表は本紙に「県議選で国頭郡から元県幹部が出馬したことへの総括もなく、会派を届け出る直前までメンバーを取り込もうとする動きもあり、信頼関係がなくなった」と話した。

 おきなわは、代表の赤嶺氏のほか、平良昭一氏、新垣光栄氏の3人で構成する。赤嶺氏は今後の会派の方針について「引き続き与党の立場で、県から相談や協力要請があれば、これまでのように対応する」と述べた。

 一方、おきなわの対応について与党内からは批判が相次いでいる。与党幹部の一人は「元県幹部の出馬で知事を責めるのは間違っているし、会派構成を巡る動きも全て普通のことで難癖を付けているようにしか思えない」と述べた。

 17日、県議会で与党4会派の代表者会議が開催され、赤嶺氏が当面の間、同会議に参加しない意向を伝え離席した。

 その後の会議では、議長人事について、最大会派の沖縄平和ネットワークから選出することを確認したほか、副議長については人数が同数の共産とてぃーだネットが協議し決めることを確認した。一方、赤嶺氏は議長人事について「与党の協議にはくみしない」と述べた。