県議会議長は崎山氏が濃厚 与党最大会派が選出を決定


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崎山嗣幸氏

 県政与党最大会派の「沖縄・平和」(8人、仲村未央代表)は18日、会派室で会合を開き、次期議長候補に同会派所属の崎山嗣幸氏(72)を選出することを全会一致で決めた。与党4会派のうち、てぃーだネット(7人)と共産(7人)は沖縄・平和が選んだ候補を支持することを決めており、崎山氏が次期議長に選出される可能性が濃厚となった。

 沖縄・平和は19日に開催予定の与党代表者会議で会派としての方針を報告し、崎山氏への支持を求める考え。一方、おきなわ(3人)は、県議選や会派結成を巡るしこりから与党内の人選については「くみしない」と主張しており、19日の代表者会議にも出席しない意向を示している。

 19人を抱える野党自民は議長人事について22日の議員総会で協議する方針だが、与党と非与党勢力が伯仲している状況を踏まえ、議長ポストは与党に譲るとみられる。

 一方、中立の公明(2人)や無所属の会(2人)も週明け以降に協議する意向を示している。

 仲村代表は会合後、「野党や中立会派にも報告し、真摯(しんし)に協力を求めていきたい」と話した。25日から任期が始まる第13期県議会の議長は30日開会予定の6月定例会の冒頭で投票により選出される。