芸能・文化

「挑戦する人、後押ししたい」シンガー・ソングライター優さん メジャーデビュー目指す

メジャーデビューに向けオーディションに挑戦中の優-yuuki-さん=6日、宜野湾市内

 【宜野湾】「泣き虫なコウモリが 自分の足で立つこと夢見て 大きく翼広げ 空を向いた」―。挑戦するすべての人を応援する歌「泣き虫コウモリ」はこんな一節から始まる。作詞作曲したのはシンガー・ソングライターの優-yuuki-さん(32)=沖縄県宜野湾市。27歳で音楽の道へ進むと決断してから早5年。昨年1月にはファーストアルバムを出した。今、メジャーデビューを果たすためオーディションに挑戦している。

 小さな頃から音楽に興味があり、大きくなったらその道へ進みたいと漠然と考えていたという。しかし親の反対もあり、思いがすぐにかなったわけではなかった。高校卒業後は、大学進学や海外滞在、アルバイトなどを経験してきた。

 気付けば27歳になっていた。そんなある日。自分は全力で何かに挑戦してきただろうか―という考えがふと脳裏をかすめた。もし今死ぬとしたら何を後悔するだろう。そう自問し、思い至った。「音楽をやっていない人生を後悔するに違いない」

 他の歌い手に比べれば遅いスタートだが、世間体を気にしてなどいられなかった。ギターを手にし、曲作りを始めた。優さんが書く歌詞に励まされるファンは多い。完璧でない自分を肯定できるからだ。「自分が掛けてもらいたい言葉を歌詞にした」と照れくさそうに話す。

 現在、優さんが挑戦しているのは音楽事業を手掛ける「ユニバーサルミュージック」のオーディションだ。全国各地から夢を抱いたアーティストが参加する。優さんは一度勝ち上がったが、次のエリア大会では惜しくも2位。しかし敗者復活戦で見事1位となり、決勝に当たるグランプリファイナル(7月18日開催予定)の出場権を手にした。

 新型コロナウイルス感染症の影響で、ステージライブができるか映像審査となるかは未定だが、優さんは本番に向け今日も歌い、ギターを弾く。「何かを始めるのに年齢は関係ない。挑戦する全ての人を後押ししたい」。メジャーデビューを成し遂げ、優さんはその言葉を真実にするつもりだ。
 (砂川博範)



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