内閣府は24日、沖縄科学技術大学院大学(OIST)学園の今後の諸課題を議論する検討会を開いた。OISTの運営や取り組みを評価する5項目について、これまでの討論会の議論や成果などを中間取りまとめとして整理し、審議した。
「沖縄の振興および自立的発展への貢献」の項目では、OISTが最高水準の研究で世界的にも高い評価を得ながら、沖縄の抱える課題解決に向けた研究を推進していることを評価した。
一方で財源のほとんどが、政府の沖縄振興予算から支出していることが指摘された。その上でOISTの研究を沖縄振興への貢献にどのような形でつなげるか、具体例を提示するよう求める意見も挙がった。
検討の最終的な報告は2021年夏ごろをめどにまとめる予定だ。