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海岸に漂着するプラスチックごみや二酸化炭素(CO2)削減などのために、1日からレジ袋が有料化される。県内で問題となっている漂着ごみの中で最も多いプラスチックごみはペットボトルで、レジ袋が突出しているわけではない。県環境整備課は「レジ袋はプラスチックごみ全体からすればわずかだが、消費者と接する機会が多い。有料化を機に『脱使い捨て』の意識が高まり、プラスチック全体の削減を長期的に目指すことが大事だ」と説明する。
2017、18年に県がまとめたデータによると、県内の漂着ごみで最も多いのは発泡スチロールで全体の15%を占める。次いでペットボトルの14%となった。レジ袋は「その他のプラスチック類」(16%)に分類されるが、この中には弁当の容器やお菓子の包装なども含まれる。
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プラスチックは自然環境中で分解されづらく、ウミガメがレジ袋をクラゲと間違えて誤飲するなどの事故も起きている。漂着ごみが細分化されたマイクロプラスチックによる環境汚染もあり、プラスチック製品を紙製に切り替えるなどの動きもある。レジ袋の有料化を足掛かりに、プラスチックごみ全体の削減につながるかどうかが注目される。