辺野古見返り、再編交付金含む補正予算案を可決 名護市議会 採決前に賛否討論


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【名護】名護市議会は1日の6月定例会最終本会議で2020年度一般会計補正予算案を賛成多数で可決した。補正額は5億7534万円。辺野古新基地建設を受け入れたことで得られる再編交付金を財源とした消防関係車両更新事業1億6971万円、嘉陽上城構内道路整備事業7278万円などを盛り込んだ。

 採決前の討論では、再編交付金の活用について賛否両論が出た。賛成の立場で討論した岸本直也氏は「財政負担の軽減を図る予算の活用法だ」と述べた。大城敬人氏は反対討論で「民意に反する再編交付金を積極的に受け入れている。新基地建設容認を証明している」と指摘した。