総合建設業の東恩納組(那覇市)は1日に取締役会を開き、代表権を持つ取締役の東恩納惟(ゆい)氏(28)が社長に就任した。前社長の喜納義昭氏(68)は、取締役最高技術責任者に就く。
東恩納惟氏は東恩納厚会長の次男で、祖父は創業者の故東恩納政吉氏。2018年3月に東京大大学院農学生命科学研究科を修了し、積水化学工業を経て19年に東恩納組に入社。取締役統括部長などを務めた。
2日、就任あいさつで琉球新報社を訪れた惟氏は「覚悟を持って、会社だけでなく建設業界全体に対して尽力したい。社員が生き生きと働ける会社にしたい」と意気込みを語った。
今後、ICTを使った業務改善を進めるほか、新たなビジネスで九州や台湾などへの進出にも意欲を示した。
建設業の東恩納組 新社長に28歳 「覚悟を持って建設業界に尽力したい」
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大城 周子