【沖縄】沖縄県立美里工業高校電気科の生徒らは6月11日、沖縄市の障がい児サポートハウス「Ohana(オハナ)」(名幸啓子施設長)に幼児用電動バイク2台を贈った。昨年度卒業した生徒たちが実習で製作したもので、市内団体などへの寄贈は今回が初めて。受け取った子どもたちは電動バイクに乗り、歓声を上げた。
同校の電気科では「課題研究」の授業を通して物作りを実践的に学ぶ。昨年は市販の幼児用電動バイクの電気配線や充電器を改良し、長時間使用できるようにした。工業祭で子どもたち向けに活用したところ好評だったという。
名幸施設長は、電動バイクを操作することで子どもたちの運動能力の向上を期待する。「遊びながら教材としても活用できる」と喜んだ。
本年度は焼き芋機を製作し、工業祭で焼き芋を提供する予定という。
同校の大城勝教諭は「地域に還元することで生徒たちの意欲につながる」と話した。