売店のアナログ決済「田嘉里ペイ」がコロナで威力 帳簿にチャージ、なじみの家族は顔認証


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
買い物をする池原伸子さん(手前左)らと山上晶子さん(中央奥)=6月19日、大宜味村田嘉里の田嘉里共同売店

 【大宜味】大宜味村田嘉里区にある田嘉里共同売店では、アナログな決済チャージシステム「田嘉里ペイ」を導入し、地域から喜ばれている。売店で保管する帳簿に、利用者が事前にお金をチャージ(預ける)する手法だ。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため現金の受け渡しを極力少なくするため、ゴールデンウイークごろから始めた。

 共同売店オーナーの山上晶子さんは「接触を避けるため少額売買のお客さんへ(田嘉里ペイを)案内すると、30人近くの区民が申し込みしてくれた。同じ地域で顔が分かるので安心」と述べた。田嘉里ペイを使用して買い物をする池原伸子さん(71)は「気軽にできて、家族も使用できるので便利」と話した。

(喜納高宏通信員)