経済

バガスからかりゆし アップサイクル、廃棄布も活用

バガスで縫製した「SHIMA DENIM WORKS」のかりゆしウエア。ワンポイントに縫製工場で発生したかりゆしウエアの切れ端を取り入れた

 サトウキビの搾りかす(バガス)を用いた製品を展開する「SHIMA DENIM WORKS」(浦添市)は、バガスや縫製工場で出た布などの廃棄物を使ったかりゆしウエアを完成させた。通常捨てられる物を活用し、価値の高い製品に再生させる取り組みは「アップサイクル」と呼ばれ、世界で注目されている。サトウキビの副産物のバガスを使うことでより沖縄らしく、循環型で環境に配慮したかりゆしウエアとなった。

 生地は、サトウキビのバガスを利用した和紙糸などで縫製した。デザインのワンポイントとして、襟やボタン、胸ポケットの部分に県内の縫製工場で出たかりゆしウエアの切れ端を取り入れた。製造過程で発生する切れ端は、布マスクとして活用する。

 アパレル産業は原料生産に水や石油などの多くの資源を使用するため、環境負荷が課題にある。同社の富井岳さんは「毎年多くのかりゆしウエアが廃棄される。廃棄物を有効活用して、環境問題へのメッセージを表現した」と話す。

 かりゆしウエアは沖縄のビジネスウエアとして定着するものの、製造枚数が伸び悩んでいる。富井さんは「差別化がしにくいかりゆしウエアだが、エシカル(倫理的)な付加価値を持ったシャツとして発信したい」と話した。

 価格は税別1万5千円から。同社ホームページ(https://shimadenim.com/)の問い合わせフォームから予約できる。



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