那覇商工会議所を建て替えへ 22年度に完成 名称も「中小企業振興会館」に


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那覇商工会議所が2022年度中の完成を目指す「中小企業振興会館」のイメージ図(那覇商工会議所提供)

 那覇商工会議所(石嶺伝一郎会頭)は、那覇市久米の同会議所ビルの建て替え計画を決定した。新しい施設の名称は「中小企業振興会館」で、敷地面積約1075平方メートルに地上6階建てのビルを建てる。総事業費は約16億円。基本設計を終えて21年7月ごろに現在のビルの解体に入り、2022年度中の完成を目標としている。

 床面積は現在の2777平方メートルから約1・4倍の3951平方メートルとなる。1~3階は那覇商工会議所が使用し、4~6階はテナントに貸し出す。2階に現在と同程度の広さのホールを設ける。駐車場は25台程度。

 現在の建物は1966年に建設され、老朽化している。現在の耐震基準も満たしていないため、3月の総会で建て替えが承認され、6月の総会で建物の規模と総事業費が承認された。解体中は別の建物に移転するが、具体的な場所は未定。

 新たなビルでは、全県の中小企業を対象にした事業を実施する。テレワークの普及促進と、外国人観光客に対応できる人材育成のために実践に近い形での語学研修などを実施する。