政治

沖縄米軍61人感染、クラスター発生 普天間とハンセン「ロックダウン」

米軍基地内での感染者大量発生や県の方針について会見で説明する玉城デニー知事=11日午後5時すぎ、県庁

 米軍普天間飛行場とキャンプ・ハンセンで、7日から11日までに61人の米軍関係者が新型コロナウイルスに感染していることが分かった。県の発表によると、10日までに16人が感染し、11日には新たに普天間飛行場で32人、キャンプ・ハンセンで13人の計45人と急増した。ステーシー・クラーディー在沖米四軍調整官は玉城デニー知事との電話会談で「普天間飛行場とキャンプ・ハンセンをロックダウン(封鎖)している」と明らかにした。玉城知事は同日の会見で「衝撃を受けている。米軍関係者の感染が短期間で多数発生したことは極めて遺憾。これまでの米軍の感染防止策に強い疑念を抱かざるを得ない」と不信感をあらわにした。

県が一転、人数を発表

 県によると米軍側は感染者を全て基地内で隔離しているという。県には感染者の行動履歴や症状、米軍側の医療体制などの詳細な情報は入っていない。県は普天間飛行場とキャンプ・ハンセンでクラスター(集団感染)が発生したとの認識を示した。今後、基地外への感染拡大に備え、本島中部地域に軽症者や無症状者の療養施設を確保する方針。


 玉城知事は電話会談で(1)感染者数などの速やかな公表(2)普天間飛行場とキャンプハンセンを閉鎖し感染拡大防止の徹底(3)基地内の警戒レベルを最高レベルに引き上げる(4)米本国から沖縄への移動を中止(5)北谷町の民間ホテルで実施している移動制限措置などは基地内で実施する(6)基地内の医療、検査態勢の情報を提供し、実務者会議を設置(7)ローテーション配備などで県内に入る軍人などの人数を情報提供すること―を要請した。日本政府に対しても同様の要請をした。

 県は米軍側が非公表を要請していることを受けて感染者数を公表していなかったが、米側との会談を経て一転して11日夜に感染者数を発表した。独立記念日の前後に、本島中部を中心に多くの米軍関係者が繁華街やビーチパーティーなどに繰り出したこともあり、感染拡大につながった可能性が指摘されている。米軍関係では嘉手納基地で3月に3人、7月1日にキャンプ・マクトリアスで1人の感染が確認されており、累計感染者数は65人となった。



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