米軍基地内で新型コロナウイルスの感染者が拡大し、基地従業員など軍関係の子どもが学校への登校を控えている問題を受け、沖縄県教育委員会は16日、「保護者が自宅待機しているという理由で児童生徒を欠席させる必要はない」との見解を示した通知を市町村教育委員会や幼稚園、小中高校宛てに出した。通知で「基地従業員や医療従事者などを家族に持つ児童生徒を、医学的根拠なく自宅待機とするような措置を取ることは不適切だ」と指摘した。
欠席させる必要はないが、保護者から感染への不安で休ませたいと相談があり、理由が合理的だと校長が判断する場合、出席停止とするなど柔軟な取り扱いができることも示した。