古い建物がカフェに 開業に向けて改築、メニュー開発 沖縄・粟国島のプロジェクト


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ワークショップ「外壁の鎧張り」に参加した(後列右から)大竹太平さん、上原梓子さん、(前列左)矢島守人さんと地域住民ら=5日、粟国村内

 【粟国】粟国村で地域おこし協力隊として活躍する上原梓子(あずさこ)さんが企画している「しまカフェプロジェクト」の第2回ワークショップが5日、粟国村内で開かれた。プロジェクトは、村内の古い建物をセルフリノベーション(改築)によって「カフェ」として再生させるのが目的。

 この日のワークショップは「外壁の鎧張り」が行われ、暑い日差しの中約20人が作業に参加した。久米島で地域おこし協力隊をしている「島暮らしコンシェルジュ」の矢島守人さん(51)と大竹太平さん(23)の2人に指導を受けた。

 カフェのメニュー開発も進められた。「しまカフェ ヒージャー珈琲(仮店舗名)」では上原さん自らが栽培する無農薬の「バタフライピー」(タイ原産のハーブティー)を使用したデザートなどを商品化する予定。バタフライピーは、粟国島の海のような鮮やかな青色のハーブティーで、レモン果汁(クエン酸)などを注ぐと青から紫に変わる。 (大城智恵通信員)