「コロナ禍は 三密避けて 家族密」 休館中、川柳でつながる公民館


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 「コロナ禍は 三密避けて 家族密」。沖縄県那覇市若狭公民館は新型コロナウイルスに関する川柳などを募集している。住民から寄せられた川柳は生活の変化に対する戸惑いや、その中でも笑顔になる瞬間などを切り取っている。

 感染拡大防止のため、市内の主な公民館は4月から6月中旬まで休館した。若狭公民館の職員は「休館中も住民とつながれる企画ができないか」と考え、4月から川柳や「家での過ごし方」などの募集を始めた。応募期限は「新型コロナウイルスをぶっ飛ばすまで」で、現在も募集中だ。

 「コロナ禍は 三密避けて 家族密」は、3密を避けて家で過ごした結果、家族愛は密になることを表現したという。4月の休校期間中には、楽しみにしていた制服を着られない新中学1年生から「制服さ 私はきっと 似合うよね」という切ない作品も届いた。作品は公民館の広報誌や動画投稿サイト「ユーチューブ」で紹介している。

 問い合わせは同公民館(電話)098(917)3446、メール info@cs-wakasa.com