社会

沖縄の観光地、静かなGoToトラベル初日 連休の県外客増に不安の声

食事を楽しんだり海辺を散策したりする観光客ら=22日午後6時すぎ、北谷町美浜

 新型コロナウイルス対策の観光支援事業「Go To トラベル」が始まった22日、県内各地の観光地には県外客の姿が見られたものの例年の夏に比べてかなり少なく、静かな初日となった。23日からの4連休で観光客が増えることも予想され、住民からは「感染が怖い」「コロナが落ち着いてから来て」と不安の声が上がった。

 県内屈指の観光地、北谷町美浜のアメリカンビレッジは、米軍基地の大規模感染や米軍の町内ホテル借り上げの影響か、観光客は少なかった。洋服店従業員の30代女性は「米軍基地だけではなく、感染者が県内でも次々と出てきている中で、観光客誘致はまだ早い」と強調する。女性が勤める店舗は売り上げが減っているというが「命には代えられない上に、今の状態では接客も楽しくできない」と訴えた。

 那覇市の波の上ビーチも人影は少なかった。近くにある商店の店員は「スタッフにうつると営業できなくなる。今はまだみんな我慢した方がいい時期だと思う」と言いながら「寂しいですけどね」と静かなビーチに目を向けた。

 海洋博公園を抱え観光客が多数訪れる本部町の中曽根義人・渡久地区長(71)は「感染は怖いが、観光客で成り立っている町なので受け入れない訳にはいかない」と誘客に理解を示す。「重症化しやすい高齢者は観光客との接触を避け、若者も家庭や地域にウイルスを持ち込まないよう対策を徹底して経済と両立するしかない」と話した。

 石垣島の景勝地・川平湾近くの商店の男性店主(40)は「マスクをしていない観光客もいる。東京以外でも増えているので、できればもう少し落ち着いてから来てほしい」と願った。



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