マチグヮー「顔見える関係に」フェースシールド配る 那覇・公設市場


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粟国智光組合長(左)からフェースシールドを受け取り、ポーズを決める上原山羊肉店の上原政子さん=17日、那覇市松尾の第一牧志公設市場

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、那覇市第一牧志公設市場組合は17日、市場で働く事業者にフェースシールドを配った。額の部分には同市場のシールを貼っている。粟国智光組合長(45)は「市場は相対売りが魅力なので、マスクも使いながら顔が見えるフェースシールドも活用したい。熱中症予防にもなる」と話した。

 フェースシールドを受け取った上原山羊肉店の店主、上原政子さん(77)は「マスクは暑くて大変だ。フェースシールドの方が涼しい」と喜んだ。

 同市場は4月に県の商業施設などに対する休業要請を受けて休業したが、5月に一部の店舗が再開した。現在は約9割の店舗が再開し、営業時間も通常に戻している。4、5月よりは客足が戻ってきたが、例年に比べると少ないという。

 フェースシールドは、商店街のコロナ対策を支援する市の補助金を活用して購入した。17~19日に予定していた同市場の感謝祭に合わせて配布する予定だったが、米軍関係者の間でコロナの感染が拡大していることから感謝祭は延期された。日程は後日調整する。