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サッカーJ2のFC琉球は29日、タピック県総ひやごんスタジアムで第8節をジュビロ磐田と戦う。4敗3分けで勝ち点は3の21位。何度も好機が訪れる手応えのある試合が続くが、いまだ勝ち星を挙げられていない。ホームで意地を見せたい。
27日に黄金森陸上競技場で行われた練習は軽めのメニューで調整していた。選手らには時折笑顔もあったが、勝利への飢えか、全体的に張り詰めた緊張感の中で行われた。
磐田は3勝3敗1分けで10位。J1からの降格組で格上だ。高い個の能力をいかに組織で封じるかが鍵となる。
やることは変わらない。琉球らしいポゼッションサッカーを展開しつつ、クロスやドリブルなどそれぞれの選手が長所を発揮し、多彩なプレーで守備を崩すことだ。樋口靖洋監督は「失点1に抑えて勝つ」と覚悟を示した。
◆新加入上原「積極的に」 走力生かした攻め期待
今季は選手の交代枠が5人に増え、各チームで若手の大胆な起用が目立つ。22日に加入が発表された城西国際大4年のDF上原牧人=高良FC―小禄中―那覇西高出=にも期待が懸かる。加入後初のホーム戦に向け「いい準備をするだけです」と意欲を見せた。
那覇西高ではMFやFWで活躍したが、大学からDFを任されるなど幅広いポジションをこなしてきた。サイドバックでの起用が見込まれ、走力を生かし守備の裏に抜けて攻撃に絡むつもりだ。
昨年から練習生として加わり、プロ契約をつかみとった。一つ上の大卒ルーキー知念哲矢と仲が良く、若手同士で刺激し合っている。「チャンスだと思っている。積極的にアピールしたい」と闘志を燃やした。