県、首里城復興基金の活用方針を策定 正殿の木材や赤瓦、大龍柱、扁額などに活用を希望


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上空から見た火災前の首里城正殿=2017年5月

 玉城デニー知事は31日、県庁で定例記者会見を開き、昨年10月末の首里城火災からの復元を願って国内外から集まった寄付金の活用方法を定めた「県首里城復興基金の活用に関する方針」を策定したと発表した。

 寄付金は正殿の木材や赤瓦の調達、大龍柱、唐破風妻飾(からふうつまかざり)、龍頭棟飾(りゅうとうむなかざり)、扁額(へんがく)などの復元に活用する考えを示した。ただ活用方法について国との調整はまだ完了していない。

 寄付金は31日までに、県と那覇市合わせて約36億8000万円が集まっている。

 玉城知事は「寄付金を活用した一日も早い首里城復興に努めていく」と述べた。【琉球新報電子版】