石垣市職員が166万円横領 「生活に困り」駐車場売上金を着服


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石垣市男性職員の業務上横領について謝罪する中山義隆市長(中央)ら=31日、石垣市役所

 【石垣】石垣市は31日、市管理の有料駐車場の売上金約166万円を着服したとして、建設部主事補の20代男性職員を同日付で懲戒免職にしたと発表した。刑事告訴も検討しているという。

 市によると、職員は2019年5月から20年3月にかけて、現金徴収の有料駐車場の売上金を着服した。ことし3月末に担当課長が帳簿と金融機関への入金額が一致しないことを確認し、発覚した。

 職員は生活資金の困窮で着服し、私的流用したと説明したという。着服額は全額返金された。指導監督を怠ったとして建設部長と担当課長、担当係長もそれぞれ訓告、戒告、減給処分を受けた。

 中山義隆市長は「市民からの信頼回復に向け、再発防止に全庁を挙げて努める」と謝罪した。