玉城デニー知事は31日、8月1日から15日の緊急事態宣言中は、県外から沖縄を訪れる旅行客に対して「慎重な判断」を求めた。夏休みシーズンで県外から沖縄への旅行を計画している人々などに対して「県民が外出自粛をしている状況で、旅の楽しさや沖縄らしさを満喫できるか、非常に申し訳ない気持ちがある。できるなら再検討してほしい」と述べ、旅行の再考も促した。
政府が緊急事態宣言を発出すべきかどうかについて「タイミングとして出すべきだと思う。ただ、『GoTo』キャンペーンなどさまざまな経済活動を回していくこととの整合性を取らないといけないのではないか」と指摘した。
全国知事会が31日に発表した、キャンペーンを利用する地元旅行を呼び掛けるメッセージに「居住地や目的地の都道府県が出す最新情報を確認し、感染防止対策に協力しよう」という文言を盛り込んでもらったと説明した。その上で「沖縄が緊急事態宣言を出している状況を確認してもらい、沖縄に行くなら慎重な判断を求めたいという方向性を確認した」と述べた。