大城 周子 
31日、県独自の緊急事態宣言を出した玉城デニー知事の記者会見での一問一答は次の通り。
―緊急事態宣言の発出はこのタイミングでよかったか。
「この数日間、２桁の数字（新規感染者）が出ており、今日、新規感染者７０人超の報告を受け決断した」
―もう少し早く緊急事態宣言を出せなかったか。
「その時々で適切に情報を収集し分析して、感染拡大防止について一人一人の自覚と協力を求めている」
―観光業界などへの配慮もある中、宣言に至った理由は。
「宣言前に文化観光スポーツ部長が各業界などに緊急でヒアリングした。観光関連業界にも全国での感染拡大、県内の医療体制の状況など十分に理解してもらっていると思う」
―国として緊急事態宣言を出すべきか。
「私は出すべきだと思うが、そのタイミングは国が行っているＧｏ Ｔｏ キャンペーンなどとの整合性を取らなければならないのではないか」
―那覇市内だけの飲食店の営業時間短縮で抑えられるのか。
「ピンポイントで対策するために、県内全域よりも集中して取り組むことで、より早く食い止められると思う」
―緊急事態宣言を発出した一番の判断材料は。
「感染拡大が爆発的に進んでいるからだ。今、食い止めなければ大きな社会的な影響が出る」
