新型コロナの問診アプリ 中部地区医師会が開設


この記事を書いた人 Avatar photo 大城 誠二

 【中部】中部地区医師会は3日、新型コロナウイルスのPCR検査相談者向けのスマートフォンアプリを開設した。アプリで体調などの質問に答えることで、手軽に問診を受けられる。検査が必要な場合は協力医療機関を紹介し、迅速な検査実施につなげる。同会は同日、北谷町の中部地区医師会検診センター内に医療機関で採取した検体を回収するPCR検査センターも設置した。

中部地区医師会が開設したスマートフォンアプリの問診画像

 同アプリは同会が独自に開発した。体調や濃厚接触の有無について事前に問診を受けることで、医療機関での診断や検査の迅速化を図る。検体はPCR検査センターで回収し、同会で一括して外部機関へ検査を委託する。今後、外部委託せずに検査を実施するため、検査技師の養成や検査機器の準備を進めている。

 アプリ開発などに携わった松嶋顕介副会長は「感染の疑いがあってもPCR検査を受けられずに不安を抱いている人は多い。飛び込みの診療が減ることで医療機関の負担も軽減できる」と意義を語った。詳細は中部地区医師会のホームページで確認できる。