【石垣】高校野球の2020県夏季大会で優勝した八重山高校野球部が3日、地元・石垣島に朱色の優勝旗を掲げて凱旋(がいせん)した。新石垣空港では同校野球部の関係者が、夏の県大会で同校初の頂点を勝ち取った選手らを拍手で出迎えた。チームは保護者や地域の支えに感謝し、喜びを分かち合った。
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から盛大なセレモニーは行わず、チームの保護者らが「熱い夏をありがとう!」との横断幕を掲げて、地元に戻ってきた選手の偉業をたたえた。通りがかりの観光客も拍手を送った。
内間敬太郎主将は「いろいろな人に支えられて、素晴らしい結果を出すことができた。これからも八重山高校を含めた八重山の3高校の応援をよろしくお願いします」と地域の支えに感謝した。同校野球部の次期父母会長を務める下地勝紀さん(46)は「長い間一緒に頑張ってきた仲間たちで勝ち取った優勝に、感動をありがとうと伝えたい。後輩たちも後に続いてほしい。新型コロナの状況を見ながら、盛大なお祝いもできたらいい」と話した。