南大東島の港に幼魚が押し寄せる グルクンの一種 島民ホクホク


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クマザサハナムロの幼魚の群れを網で捕獲する住民ら=南大東

 【南大東】南大東島の周辺の港にこの時期、5、6センチほどのクマザサハナムロの幼魚(グルクンの一種)の群れが押し寄せている。

 島民らの関心も高く、近場から網でどっさりすくっている人、竿(さお)で釣り上げている人、それぞれ楽しんでいる。この小さな魚を追ってガーラなどの大物も寄ってくる。

 クマザサハナムロの幼魚が群れになって押し寄せてくる現象は珍しい。専門家によると「沖合でふ化し、潮の流れにより沿岸に寄ってきたのではないか」と話している。
 (池田羊子通信員)