ハンドボール・テラスホテルズ、今季は下部リーグ参加「日本を代表する選手出て」


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JHL参入に向けて意気込む(左から)ザ・テラスホテルズの中山朋華主将、高良政幸監督、新谷晃一GM、県ハンドボール協会の金城幸信会長、東江正作理事長、名護市ハンドボール協会の八幡智之会長=6日、名護市喜瀬のザ・ブセナテラス

 来季の2021―22シーズンから日本ハンドボールリーグ(JHL)への新規参入が認められた女子チーム「ザ・テラスホテルズ」が6日、名護市喜瀬のザ・ブセナテラスで記者会見を開いた。今季はJHLの下部リーグ「チャレンジ・ディビジョン」に参加することも発表した。中山朋華主将は太陽を意味するチームの愛称「ラ・ティーダ」に触れ「勢いのある元気なチームにしたい」と意気込みを語った。
 リーグを統括する日本ハンドボールリーグ機構に6月に参入申請。7月下旬の臨時GM会で審査され、8月3日に承認が発表された。高良政幸監督は「見る人がワクワクするチームをつくりたい」とした上で「将来、日本を代表する選手が生まれてほしい。力のある県出身選手が大学を卒業し、沖縄に戻ってこのチームで頑張ってくれることも願っている」と語った。
 同席した県ハンドボール協会の金城幸信会長は「県出身の選手がたくさん入って、県の競技力向上に貢献してほしい」と期待した。
 所属選手は県出身の比嘉美咲紀と榎本葉月の2人を含め15人。170センチ以上は2人と小柄なチームなため「守って走る」をテーマに掲げる。今年1月には琉球コラソンの元選手で県内外で指導歴のある積孝也コーチがチーム入りし、攻撃力の向上を図っている。中山主将は「一人の弱みをみんなで補えるように、攻撃力、チーム力を上げていきたい」と力を込めた。
 今秋開幕するチャレンジ・ディビジョンにはザ・テラスホテルズと香川銀行、山口銀行の3チームが参戦する。社会人の全国大会「ジャパンオープン」を13連覇中の香川銀行には昨年の同大会決勝や日本選手権初戦で敗れており、高良監督は「非常に楽しみ。強くなったぞ、というところを見せたい」と対戦を心待ちにした。
 会見にはチームの新谷晃一GM、県協会の東江正作理事長、名護市ハンドボール協会の八幡智之会長も同席した。日本ハンドボールリーグ機構の吉田實会長と名護市の渡具知武豊市長からのコメントも寄せられた。

※注:高良政幸監督の「高」は旧字体