「フック掛けよし!―」 建設労災防止の標語、墜落制止も追加


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 沖縄労働局は2020年度県建設業Safe Work運動の一環として、標語に「フック掛けよし! 指差呼称で確認 墜落制止用器具」を加えることを発表した。建設現場では墜落・転落の災害が最も多く発生しており、同標語の呼び掛けには、死亡災害に直結する墜落や転落を防ぐ目的がある。

 建設業では19年に、4日以上の休業を伴う死傷者が212人で、1995年と2016年に並んで1972年の統計開始以来、最多となった。死亡者は8人で前年から2倍に増えた。

 2019年は墜落・転落が労働災害の約35%を占め、20年6月末時点も、前年と同水準で推移しているという。

 健康安全課は「使用の段階まで確認できる標語にした」と説明した。