米海兵隊が沖縄県内で訓練実施 コロナ禍でも即応性アピールか


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米海兵隊の第31海兵遠征部隊の訓練に参加した輸送機オスプレイ=7月30日(米軍提供)

 沖縄に駐留する米海兵隊の部隊、第31海兵遠征部隊(MEU)は10日、県内で即応性を維持するための2週間の訓練をこのほど実施したと発表した。新型コロナウイルス禍でも即応力を示す狙いがあるとみられる。だが、在沖縄米軍の感染者が相次いでいる中で、地元では訓練による感染拡大に懸念の声が出そうだ。

 MEUによると、訓練には海兵隊の陸上、航空、後方支援を担う部隊が参加した。短時間で作戦を立てた上で、輸送機オスプレイや船舶などを運用して実行した。MEUは新型コロナ感染拡大防止のために厳格な対策を講じていると強調した上で、「地域の安全と安定を支えるために重要な訓練を続ける」とのコメントを出した。