沖縄県内クラスター10例に 浦添市内小学校で9人感染【8月11日】


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 県が発表した県内のクラスター(感染者集団)は浦添市の小学校の職員と児童9人が加わり、10例になった。県内の学校でクラスターが確認されたのは初めて。

 また、10日に死亡が発表された3人のうち、1人はこれまでにクラスターが確認されていた那覇市安謝の「日赤安謝福祉複合施設」の特別養護老人ホームに入所していた90歳以上の女性だったと明らかにした。

 浦添市教育委員会は11日夜、これまでに教職員3人と児童2人の新型コロナウイルス感染者が確認されていた市立小学校で、新たに児童4人の感染を確認したと発表した。同小学校の感染者は計9人になった。市教委によると、他にPCR検査を受けた児童と教職員は陰性だった。

 日赤安謝福祉複合施設は、9日に入所者1人の感染が確認されたと発表し、同施設の感染者は8人となった。

 沖縄市雇用促進等施設に入居する「トランスコスモスマーケティングチェーンマネジメント(MCM)センター沖縄コザ」では、新たに従業員1人の感染が確認された。トランスコスモス(東京都)が実施したPCR検査で陽性が判明し、同事業所で感染した従業員は計13人となった。

 県は11日、宜野座村の保育所の感染者の人数を訂正し、保育士と園児合わせて16人だったと発表した。