抗原検査条例協議へ 県議会各派 無所属の会提案受け


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 県議会中立会派の無所属の会(當間盛夫代表)は13日、各派代表者会議で、新型コロナウイルスの水際対策として、沖縄を訪れる観光客などの往来者に空港内で唾液を用いた抗原検査を促す条例の制定を提案し、週内に各会派に素案を示すことを表明した。次回会合は18日で、無所属の会から出された素案を基に協議を始める。

 當間氏は議員提案による条例制定について、「国は国際線で抗原検査を実施しているが、国内線ではできていない。国の対応をただ待つのではなく県議会として何ができるか、議会としての役割を果たすべきだ」と語った。
 会議では、感染拡大防止に向けて県議会としても何らかの対策を打ち出すべきとの意見で一致。新型コロナに特化した特別委員会の設置、検査態勢の拡充や財政措置を政府に求める意見書などの意見が出た。
 那覇空港での検査態勢について玉城デニー知事は、那覇検疫所に検査機器が設置され、8日から空港で抗原検査ができる態勢が整っていると説明している。