児童生徒の個人情報流出 携帯で文書を添付、メール誤送信 糸満市教育委員会


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糸満市役所(資料写真)

 【糸満】糸満市教育委員会は18日、市内の学校に通う児童生徒に関する個人情報について無関係の第三者に誤ってメール送信し、流出させたと発表した。

 流出したのは、市教委を通して外部機関に提出する文書。児童生徒2人と保護者1人の氏名、学校名、学校長名などが記されていた。

 本来は、保護者の相談により学校側が作成した文書を、市教委が当該機関へ郵送している。しかし、市教委職員は7月28日、「提出までの時間が迫っていた」として、学校から受け取った文書を個人の携帯電話で撮影し、メールに添付して誤送信した。

 8月14日、同職員が返信がないため同機関に連絡し、無関係の第三者への誤送信に気付いた。

 市教委によると、誤送信した相手にはデータの削除を14日に求めた。児童生徒と保護者らには18日までに謝罪した。流出した情報の拡散は確認されていないという。

 市教委は「組織体制と相談手続きなどの見直しと管理、コンプライアンスの順守などを徹底して再発防止に取り組む」とした。