自衛隊機が部品を紛失 沖縄上空も飛行 鹿屋基地所属


この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
部品が紛失したP-1哨戒機の機体の部分(海上自衛隊提供)

 海上自衛隊鹿屋航空基地の第1航空群司令部は19日夜、所属機のP-1哨戒機の部品の一部を紛失したと発表した。同部によると、哨戒機は鹿屋市を離陸後、与那原町や南風原町、那覇市、慶良間列島など沖縄県内の上空も航行していた。

 紛失した部品は「左前縁スラットストップスクリューワッシャー」10枚。ステンレス製で直径約11ミリ、厚さ0.8ミリ、重さ約0.5グラム。同部が紛失した経緯について調べている。

 哨戒機は18日午後6時57分、鹿屋市から鹿児島市などを通って南に飛行して沖縄上空を経由し、19日午前3時14分に帰還した。同9時25分ごろに離陸前の飛行前点検で、搭乗員が紛失を確認した。滑走路を探したが、発見に至っていない。落下した可能性のある関係自治体や警察に通報したという。