空港での唾液検査条例を協議、コロナ小委員会を設置へ 沖縄県議会


この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
沖縄県議会(資料写真)

 県議会(赤嶺昇議長)は19日、各派代表者会を開き、新型コロナウイルスの感染収束に向けて全会派が対応策などについて話し合う小委委員会を設置することを決めた。小委員会で無所属の会が提案している沖縄を訪れる観光客などの往来者に空港内で唾液を用いた抗原検査を促す条例について協議する。小委員会の設置は2009年以来11年ぶり。

 小委員会は各派代表者会の下に設置し、各会派から1人ずつ委員を出す。24日に第1回会合を開き、正副委員長を選出するほか、設置する期間などを決める。また、無所属の会が正式に条例案の素案を提示する予定。

 一方、与党内では現在、旅客に対し出発地の空港で抗原検査などを実施するよう国に求める意見書の提案に向けた動きもあり、小委員会では条例案や意見書などを含めてコロナ対策全般について協議する。